ニキビ跡の色素沈着とターンオーバーの関係

赤くなってしまったニキビ、日が経って気が付いたらなんだか肌に色が残ってるような…それは、色素沈着です。

子どもの頃転んだりして大きくひざなどを擦りむいたり切ったりすると、跡が残ったり治った傷の後に薄く色が残っていたりする経験をした人もいると思います。それと同じ原理ですね。

 

ニキビは初期のうちは毛穴に皮脂や角質が詰まってしまうだけ(白ニキビ)ですが、そこにアクネ菌が繁殖し始めると炎症が起き始めます(赤ニキビ)。

ニキビくらい放っとけば自然に治るかも?と簡単に考えるのは危険ですよ。 その炎症に対して適切なケアをしなければ、今度は肌の奥の真皮という部分にまで炎症が広がり、真皮やさらにその奥にある皮下組織にまでダメージが広がってしまいます。

そうなると黒っぽい色素沈着や肌が陥没したようになる瘢痕という状態になってしまう可能性が高くなってしまうのです。 だからそうなる前に、ニキビには初期段階できちんと治療をすることが大切なんですね。

 

じゃあもう、色素沈着が起きてしまったら諦めるしかない? いいえ、諦めるにはまだ早いです。

色素沈着が起こっていても、そのレベルによっては充分ケアをすることが可能なんです。

 

ニキビはもともと余分な皮脂や古い角質が毛穴に詰まってしまうことが原因で起こります。

思春期などで皮脂が過剰に分泌されてしまうこともニキビが出来る要因の一つですが、それ以外に肌の新陳代謝が上手くいっておらず、いらないはずの古い角質が溜まっていることも毛穴を詰まらせてしまう大きな要因になっているんです。

この肌の新陳代謝を高めて正常な働きを促していくことによって、ニキビ跡のケアだけでなくニキビそのものが出来にくい肌へ導くことも可能にするんですね。

 

では肌の新陳代謝、ターンオーバーとはどういう仕組みで行われているのでしょうか。

 

肌の構造は、3層になっています。

一番表面にあるのが表皮、表皮の下にある層が真皮、そしてさらにその奥深くは皮下組織と呼ばれているところです。

私たちの肌を構成している細胞は、この3層の中の表皮の一番深いところ(真皮と接しているところ)にある基底層というところのケラチノサイトという細胞から生まれています。

ケラチノサイトから生まれた肌の細胞は、核のある生きた細胞として成長しながら少しづつ表面に上がってきます。

そして14日~42日ほどの時間をかけて肌を守る機能を成熟させ、肌の一番表面にある角質層に到達するときには核のない角質細胞となって肌を外部の刺激から守る役割をしているわけです。

角質細胞となった肌の細胞は、14日間ほど肌を守りつづけその後アカとなって剥げ落ちます。

私たちの肌はこのサイクルを通して毎日新しく生まれ変わっているんですね。

 

ところでこのサイクルの長さは実は年齢によって差があります。

一般的にターンオーバーは28日周期と言われていますが、実は30代、40代と年齢が重なると2週間ほどずつターンオーバーの周期が長くなります。

20代では28日周期だったものが、30代では40日ほど、40代では55日ほどになるといわれています。

 

さて、ニキビ跡の色素沈着ですが、2つの原因によって起こります。

  1. ニキビの炎症が真皮にまでおよび、真皮中の毛細血管から出血したことにより血液のヘモグロビンの色素が排除されきれずに残ってしまったもの。
  2. ニキビの炎症や化膿が起こると肌を守るためにメラノサイトからメラニンが過剰に生成され、ターンオーバーが正常に機能せずにメラニンが残ってしまったもの。

本来ヘモグロビンによる色素沈着もメラニンの色素沈着も、肌本来が持つターンオーバーが正常に機能していればきちんと肌から排除されるはずなんですね。

ところが、睡眠不足や食事など生活習慣の乱れやストレスなど様々な要因でこのターンオーバーが狂ってきてしまいます。

そうなると、肌の乾燥やニキビなどの肌トラブルを引き起こすのです。 ニキビの色素沈着のケアには、まず正常なターンオーバーを回復させるのが大切なのです。

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